—久々の家族旅行 —夢への挑戦 —大切なあの人との再会、そして旅立ち 羽田空港は、心動かされる大切な瞬間が生まれる場所。今までも、そしてこれからも、お客さまの大切な瞬間に寄り添い続けたい。

このたび6回目を迎えた羽田空港公式フォトコンテストは、“YOUR HANEDA STORY”という新たなテーマでフォトストーリーを募集しました。

受賞作品

YOUR HANEDA STORY of the Year賞(最も印象に残った作品)

  • YOUR HANEDA STORY of the Year賞(最も印象に残った作品)
  • YOUR HANEDA STORY of the Year賞(最も印象に残った作品)

宇佐美 皓平 様  「自信と不安。」撮影場所:第2ターミナル国際線出発ロビー

家族の送迎に訪れた土曜朝の羽田空港でした。3月ということもあり、普段の週末より多くの人で賑わっていた印象です。ガラス越しに飛行機を眺める2名の人影。スーツを纏った男性は自信と期待を胸にこれから旅立つ様子。対照的に少年は何か不安な様子で一人飛行機を眺めている様子でした。少年は一人で旅に出るのでしょうか。抱いている不安の先に良い想い出ができていることを願います。

審査員のコメント

[風間 俊介]出発なのか見送りなのかわかりませんが、この1枚にさまざまな思いが込められている作品です。新しさやトキメキも感じさせてくれる広い窓は、羽田空港第2ターミナルの国際線でないと撮影できず、空の広い抜け感が素晴らしいです。この二人の絶妙な距離感に未来への自信や不安などの物語を感じました。[上田 慎一郎]飛行機を眺めている作品はいくつかありましたが、人が大勢いたり、親子やカップルなど関係性がしっかりしているものが多かった中、1枚目の写真は仲の悪い親子にも見えるし、この2人が出会い、物語が始まって行くようにも見えました。さまざまなとらえ方ができ、想像力を掻き立てられる作品です。[豊田 順子]空港はワクワクだけでなく、切ない気持ちや希望などさまざまな「気持ち」が生まれる場所です。外を眺めながら何を思うか、想像力は100人いたら100通りあります。色々な思いで作品の中に入って行ける作品です。1枚目は横の写真に対して、2枚目は奥行きのある写真になっている構図が、会話が聞こえてくるようで物語性を感じました。

Emotional賞(心に響いた作品)

  • Emotional賞(心に響いた作品)

原田 涼太郎 様  「クロスポイント」撮影場所:第2ターミナル 到着フロア

飛行機を降りて手荷物受取所に続く長い通路を歩いていたところ、窓に映るターミナルの光景が目に入りました。出発フロアには、搭乗口前の椅子に座り、国内各地へのフライトを待つ人の姿。到着フロアには、先を急ぐ人の姿や国内外への乗継を示すサイン。正反対の光景が重なる向こうでは、飛行機が赤いライトを点滅させ、出発の合図を出していました。人々の移動の重なりが織りなす、東京の空の玄関・羽田空港ならではの光景です。

審査員のコメント

[風間 俊介]多くの人々の「行ってらっしゃい」の送り出しと「お帰りなさい」の迎え入れをしてきた羽田空港の魅力が1枚に詰まった作品です。出発と到着の2つの物語を飛行機が繋いでいて、物語性を感じました。

Happiness賞(笑顔になれる作品)

  • Happiness賞(笑顔になれる作品)

内田 広 様  「TAKE OFF」撮影場所:城南島海浜公園つばさ浜

拝啓 羽田空港様 私、近所に住む「ボラ」です。エコエアポートとして、さまざまな省エネ、省CO₂削減等、いつも環境にご配慮くださり、ありがとうございます。私共「魚」は、羽田空港と自然の調和をこれからも願っています。今日は南風。飛行機と共に「ボラ」のテイクオフも、ご覧あれ!

審査員のコメント

[上田 慎一郎]最初は飛行機にもピントが合っていなくて何を撮影しているかわかりませんでしたが、左下をよく見てみると、どんな感情かはわからないですがクスッと笑ってしまいました。「俺(ボラ)だって飛べるぞ!」などと色々想像してしまう作品です。赤の差し色など構図も完璧で撮影難易度がとても高い1枚です。

Love賞(恋人・家族など、さまざまな“愛”を感じる作品)

  • Love賞(恋人・家族など、さまざまな“愛”を感じる作品)

武田 隆信 様  「あーちゃん、まだかなぁ~」撮影場所:第1ターミナル 展望デッキ

九州から母(あーちゃん)と祖母(ちぃばぁーちゃん)が飛行機に乗って遊びに来る。ちぃばぁーちゃんは約30年ぶりの東京。1歳の娘を連れて羽田までお迎えに。待ち時間、展望デッキから見える飛行機に大興奮の娘。降りてくる飛行機を見つけては「あれにあーちゃん達乗っているのかなぁ?」と言いたげに指を差してはバイバイと手を振り続ける。あーちゃん、ちぃばぁーちゃん。ようこそ、東京へ!

審査員のコメント

[豊田 順子]お子さまの感情がストレートに伝わってくる、心温まるピュアな作品だと思いました。また、その光景を見つめていたであろう家族の“家族愛”も感じました。

  • Love賞(恋人・家族など、さまざまな“愛”を感じる作品)

鈴木 奈津子 様  「歩き初め」撮影場所:第1ターミナル 展望デッキ

北海道から来る祖母の送迎で空港へ一緒に行った息子。1歳2か月を超えて、第1ターミナル展望デッキで初めて歩いた時の写真です。夕焼けの眩しさ、発着を繰り返す飛行機の姿、秋の少し冷たくなってきた風、その一つ一つに驚きながらも、一歩一歩進む様子を家族みんなで見守る愛しい時間でした。

審査員のコメント

[風間 俊介]羽田空港での初めての瞬間は子供が覚えていなくても、親御さんは覚えているなと思いました。男の子が見た、「初めての瞬間」を撮影された親御さんの愛を感じました。また、男の子がこれから飛行機に乗るのか、ただ訪れただけなのか色々想像ができる素敵な作品です。

Amazing賞 (アッと驚く1シーンをおさめた作品)

  • Amazing賞 (アッと驚く1シーンをおさめた作品)

瀬在 渉 様  「無音の感動」撮影場所:第2ターミナル 展望デッキ

私は耳が聞こえませんが、目で飛行機の感動を捉えています。羽田空港での飛行機の飛び立つ瞬間を写真に収め、その美しさと迫力を求めて羽田空港に通い続けたいです。

審査員のコメント

[豊田 順子]初めてこの作品を見た時、飛行機がしっかり画角内に納められていて完璧な構図なのに、音を感じないなと疑問に思っていました。そしてストーリーを読み、聴覚に障害がある方が撮影されていることにとても驚きました。躍動感と機体の美しさをフレームに収めたAmazingにふさわしい作品です。

  • Amazing賞 (アッと驚く1シーンをおさめた作品)

松浦 怜央 様  「コールドムーン、管制塔を超えて」撮影場所:第3ターミナル 展望デッキ

16時30分に管制塔の方を見ると満月が見えました。この満月は2024年最後で、コールドムーンと呼ばれています。管制塔と満月を一緒に撮れるのではないかと思いシャッターを切りました。黄昏時で空はオレンジ色、展望デッキから見る管制塔と黄色の満月がとても綺麗でした。この写真には写っていませんが、飛行機が離陸していく様子が見えました。

審査員のコメント

[上田 慎一郎]コールドムーンと管制塔が一枚に収められている貴重な一枚です。後ろの空の色との組み合わせもとても美しいです。

※History賞(歴史的瞬間の作品)は該当なしとさせていただきます。

審査員

  • 風間俊介 俳優
  • 上田慎一郎 映画監督
  • 豊田順子